メッセージ

メッセージ
最先端技術を取り入れた
自由な創薬研究環境で、
オリジナル新薬の開発を
目指しましょう。
執行役員 医薬総合研究所長 薬学博士
角谷 真
Makoto Kakutani

継続的なオリジナル新薬の
創出を実現すべく、
革新的創薬技術の実装にも
取り組んでいます。

JT医薬事業のPurposeは「Respecting science, technology and people, we will contribute to patients' lives.(科学、技術、⼈財を⼤切にし、患者様の健康に貢献します)」です。実際、この10年間で4つの⾃社創製化合物を製品として上市し、患者様およびケアギバーに届けることができました。そして今この瞬間も、さらなる継続的な新薬の創出を実現すべく、創薬⼒向上への飽くなき挑戦を続けています。

近年、特に治療の新たな選択肢を提供する「First in class」の薬剤のニーズが高くなっています。JTの創薬もまた、既存薬や他社開発品との比較において新薬に求められる優位点・差別化点が明確な「First in class」を目指しています。
私たちの注力疾患は、免疫・炎症、循環器・腎臓・代謝、中枢領域です。常に臨床試験を意識し、対象患者層最適化などのトランスレーショナルリサーチを強化しながらテーマ推進しています。さらに病気の原因に迫るべく疾患と薬剤標的の因果がより明らかな、「アンメットメディカルニーズ」の高い希少疾患を対象とした研究開発にも取り組んでいます。
創薬モダリティーにおいては、抗体医薬をはじめ核酸医薬や遺伝⼦治療等多くのモダリティーがあるなか、JTは中枢神経系や細胞内などに存在する多くの創薬標的を対象とすることが可能で、製造コスト⾯など、多くの点でメリットを有している低分⼦化合物に特化しているのも特徴のひとつです。

また、最近ではJTの創薬プロセス効率化の取り組みとして、特に低分子創薬との高いシナジーが期待されるAI創薬に着目。すでに創薬研究員でAIが活⽤できる⼈財の育成を、社内教育プログラムとして自社で実施しています。その結果、各研究所の多くの研究員がAI技術を習得し、それぞれの研究に必要なモジュール開発を進めています。
さらに低分子創薬アプローチ技術の目覚ましい進化により、今までundruggableな標的にも薬剤開発が可能になり、低分子創薬の可能性がますます広がりつつあります。そこで、これら最先端技術を総括的に取り扱う研究所として各研究所から研究員を一堂に集めたi2i-Labo (innovation to implementation laboratories)を設立。「革新的創薬技術の実装による、次世代創薬の実現」に取り組んでいきます。

⾃由に挑戦できる環境で、
創薬研究のやりがいと感動、
達成感を⼿にしてください。

このような創薬研究に携わる者に必要とされる基本的な資質とは何か。それは好奇⼼・探求⼼が旺盛であること。研究・実験が好きでロジカルに解析し、その結果を行動に移せること。そして薬を患者様に届けるための情熱や諦めない精神を持っていることだと、私は考えています。未知の新薬を求める創薬研究において何よりも重要なのは、これまでの経験に加え、リスクを取り新しいものにチャレンジできることや変化を厭わない姿勢です。昨今の激しい時代の変化に対応できる人こそが、新薬創出に向けての次のステージに進んでいけるのだと思います。

私たちの創薬は、いわゆるトップダウン型ではなく研究所にいる全員が考え、⾏動する総⼒戦です。そのため、研究員一人ひとりが創薬標的の起案から、新薬に求められるTPP(Target Product Profile=⽬的とする製品のプロファイル)を考え、日々の研究活動においてベストプラクティスを実践することが欠かせません。さらに、現場で必要となるのが、「専門性では、誰にも負けない」という“尖った”スペシャリティ。私たちはキラリと光る“尖った⼈財”を求めています。

そうした未来ある人財のために、JTでは他社には負けない⾃由な環境を整えています。世界を舞台に創薬に必要な技術を追い求め、“尖った”スペシャリティが集う総力戦で、First in classのbreakthrough drugを創出する――。そんなユニークな研究所として、患者様や社会への貢献に取り組んでいます。創薬研究のやりがいと感動、そして達成感を、ぜひJTで⼿にしてください。