JTグループの取り組み

格差是正

JTグループでは、包摂的社会の実現に向け、多くの団体とのパートナーシップを通じ、地域社会の人々のニーズに応えるさまざまな支援を行っています。

多くのコミュニティにおいて、清潔な水、食べ物、教育など、私たちが当たり前のように享受していることが、容易に享受できないという現状があります。私たちが関わる世界中のコミュニティのために、この状況をできる限り変えていきたいと考えています。

2025年には、格差是正に関する419のプログラムを実施しました。

OrchLab:音楽作りで社会に変化を

英国のコミュニティインベストメントチームは、障がいのある方々に音楽づくりと音楽鑑賞の機会を届けるため、世界的に名高いロンドン・フィルハーモニー管弦楽団別窓で開く(ロンドン・フィル)と連携し、「OrchLab」プロジェクトを展開しています。本プロジェクトは、音楽とテクノロジーで障がいのある方々を支援する専門団体ドレイク・ミュージックとのパートナーシップの下、ロンドン・フィルが運営するものです。

2017年の開始以来、OrchLabでは、障がいのある方々が音楽に親しみ、自ら音楽を創ることができるよう、革新的で使いやすいデジタル楽器や先駆的な支援技術を提供してきました。あわせて、ボランティアや家族など障害のある方々を支える人々も参加できるワークショップや研修、イベント、ロンドン・フィルの演奏録音の提供などを通じて、音楽体験の幅を広げています。双方向型のOrchLabウェブサイト別窓で開くでは、ロンドン・フィルの演奏を検索してより深く音楽を学んだり、オンライン楽器を使って自ら音楽を制作したりできるほか、音楽に関するゲームやクイズなどのコンテンツを楽しむこともできます。本プロジェクトは、障がいの有無にかかわらず誰もが参加できる音楽づくりを通じて、参加者のウェルビーイングの向上を目指しています。

2025年には、主要なパートナー団体を通じて、障がいのある成人24名を対象に28回の特別ワークショップを実施しました。また、ワークショップ終了後も音楽活動を継続できるよう、37名の障がい者支援施設スタッフに対し、音楽活動の実施に関する研修を行いました。その結果、参加者の86%が自信の向上を実感し、76%が生活のあらゆる側面におけるウェルビーイングの向上を感じたと回答しています。

同年には、5回目となる対面形式のOrchLabフェスティバルデーも開催しました。当日は、障がいのある方々、ケアスタッフ、パートナー団体あわせて過去最多となる約200名が参加し、新しいOrchLabの楽器を体験しながら、他の参加者と音楽づくりの経験を分かち合いました。

グローバルプログラム

グローバルWASHイニシアチブ(安全な水と衛生設備へのアクセス改善)

JTグループでは、事業を展開する地域社会の多くにおいて、水は今なお貴重で限りある資源であると認識しています。こうした考えのもと、2019年にグローバルWASH(Water, Sanitation and Hygiene:安全な水、衛生設備、衛生習慣)イニシアチブを立ち上げ、2025年末までに100万人へ安全な水と衛生設備、衛生習慣へのアクセスを届けることを目標に取り組んできました。
その結果、社員やパートナー団体の継続的なコミットメントにより、この目標は達成され、10カ国・14のプロジェクトを通じて、これまでに100万人以上が支援を受けました。これらの取り組みでは、水と衛生設備へのアクセスが限られている地域社会の課題やニーズに応じた、実践的できめ細かな支援を進めています。
現在のWASHプログラムは、こうした地域に根差したアプローチを体現しています。
モロッコでは、現地団体 El Baraka Angelsとの協働のもと、遠隔地の農村部にある100の村で100本の井戸を掘削する「Abãr Project」を通じて、安全な水へのアクセス向上を支援しています。本プロジェクトの完了後には、8万人以上に安定した水へのアクセスを提供するとともに、衛生設備や衛生習慣に関する取り組みを通じて、日々の生活環境の改善と地域社会のレジリエンス強化に貢献することが期待されています。

ウズベキスタンでは、池や小川、浅井戸といった安全性に課題のある水源に長年依存してきた農村地域を対象に、飲料水供給と衛生環境の改善に取り組んでいます。現地パートナーや行政当局との連携のもと、ナマンガン州およびフェルガナ州の村々に清潔で安定した水を供給することで、健康リスクの低減と、家庭における水くみの負担軽減を目指しています。
ブラジルでは、南部ブラジルの5つの自治体にとって重要な淡水資源であるパルジーニョ川の再生を支援しています。JTI Foundationおよびサンタクルス・ド・スル大学(UNISC)との協働のもと、河岸の再生、植林、土壌保全、水質モニタリングなどを通じて、流域全体の河川システムの回復と土地・水資源管理の改善に取り組んでいます。
今後は、これまでの取り組みを土台に、支援の対象と範囲をさらに広げていきます。2025年末時点で、WASHプログラムの運営はJTI Foundationに引き継がれており、従来の地域社会支援に加えて、災害救援やリスク低減も対象とすることで、地域社会が将来の課題に備え、より強靭になるための取り組みへと発展しています。

ブラジルでは、南部ブラジルの5つの自治体にとって重要な淡水資源であるパルジーニョ川の再生を支援しています。JTI Foundationおよびサンタクルス・ド・スル大学(UNISC)との協働のもと、河岸の再生、植林、土壌保全、水質モニタリングなどを通じて、流域全体の河川システムの回復と土地・水資源管理の改善に取り組んでいます。

今後は、これまでの取り組みを土台に、支援の対象と範囲をさらに広げていきます。2025年末時点で、WASHプログラムの運営はJTI Foundationに引き継がれており、従来の地域社会支援に加えて、災害救援やリスク低減も対象とすることで、地域社会が将来の課題に備え、より強靭になるための取り組みへと発展しています。

グローバルWASHイニシアチブの詳細、および海外での取り組みについては、JTインターナショナルのウェブサイト別窓で開く(英語)をご覧ください。