加工食品事業

事業Purpose

食事をうれしく、食卓をたのしく。

業界概要

日本の加工食品市場は、共働き世帯の増加やライフスタイルの変化を背景に、調理の簡便化や時短化に対するニーズが高まっていることに加え、加工食品が持つ保存性や利便性といった価値が日常生活の中で改めて評価され堅調に推移してきました。
一方、足元では人件費や物流費、原材料費等の高騰により、加工食品メーカーを取り巻く厳しいコスト環境が継続しており、多くの加工食品メーカーにおいて価格改定が実施されています。また、流通各社でのプライベートブランド製品の拡大に伴い、お客様が家庭用加工食品を購入される売り場における商品構成も変化しています。
お客様からの調理の簡便化や時短化、おいしさ、安全性といった期待が引き続き存在している一方で、健康への配慮、代替たんぱく質や植物由来素材への関心の高まり、アレルギー対応や各国の食文化への配慮といったニーズの多様化等、期待される役割は拡大しています。
海外市場では、欧米やアジア諸国を中心に、日本食への関心が引き続き高まっており、日本食の加工食品市場についても拡大しています。一方で、嗜好や規制、流通構造は各国で異なることから、現地の法規制やニーズを踏まえた事業展開が重要となっています。
当社の加工食品事業は、冷食・常温事業および調味料事業を展開し、利便性とおいしさを両立した商品を提供してきました。お客様が食事を通じて、当社が提供する商品やサービスの価値を実感していただくことにより、加工食品事業のPurpose「食事をうれしく、食卓をたのしく。」を実現していきます。

事業戦略

事業パフォーマンス

売上収益は、コロナ禍による需要構造の変化の影響を受けながらも、冷食・常温事業および調味料事業の主力製品を中心に堅調に推移しています。調整後営業利益は、原材料費等の事業コストが大幅に上昇する中においても、価格改定の実施に加え、製品構成の改善や最適生産体制の構築を通じたコスト低減等に取り組むことにより、着実な成長を実現しています。
2025年度は、冷食・常温事業における価格改定効果を主因として、売上収益は前年度比23億円増の1,595億円となりました。調整後営業利益についても、原材料費の高騰を受けながらも、増収効果等により、前年度比5億円増の86億円となりました。

売上収益・調整後営業利益(億円)

2021年~2025年度における加工品事業の売上収益と調整後営業利益を表した図。単位は億円。青い折れ線グラフは売上収益(左軸)を、緑の棒グラフは調整後営業利益(右軸)を表します。売上収益は、冷食・常温事業および調味料事業の主力製品を中心に堅調に推移しています。調整後営業利益は、価格改定の実施に加え、製品構成の改善や最適生産体制の構築を通じたコスト低減等に取り組むことにより、着実な成長を実現しています。

中長期の成長を支える取り組み

加工食品事業では、事業Purposeである「食事をうれしく、食卓をたのしく。」の実現を目指し、サステナビリティ経営の根幹となる5つの重要課題である「JT Group Materiality」に基づいた取り組みを推進しています。

中長期視点での価値創造

お客様に新たな価値を継続的に提供することを、中長期における事業成長に向けた重要課題と位置付け、商品開発および研究開発に取り組んでいます。

新たな商品価値の創造

食の多様化を重要なテーマとし、さまざまな食習慣を持つお客様へ商品を提供することを目指しています。その取り組みとして、富士食品工業のタイ、インドネシアの工場、テーブルマークの一部製造ラインでハラール認証を取得し、ハラールに対応した商品提供をしています。また、テーブルマークでは、プラントベースを主原料とした商品ブランド「BEYOND FREE」において2025年より業務用商品の展開を開始し、訪日観光客を想定したヴィーガン認証取得商品などを提供しています。これらの取り組みを通じ、海外のお客様にも商品価値をお届けすることで、中長期的な事業量の拡大を目指していきます。

新たな商品価値の創造
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