JTグループのサステナビリティ戦略
サステナビリティの全体像
JTグループでは、社会とその中に存在する当社グループの事業が持続可能であるために、当社グループの目指すべき方向性を示す「JT Group Purpose」を策定しています。「4Sモデル」の追求を経営理念とする当社グループは、「自然や社会が持続可能であってはじめて人の暮らしや企業の活動も持続可能となる」という考えのもと、「自然・社会とその中に存在する当社グループの事業のサステナビリティ実現に向けた取り組みは、経営の根幹をなすもの」と認識しています。
これを踏まえた、当社グループのサステナビリティ戦略は、JT Group Purposeを起点に、サステナビリティ経営の根幹となる5つの重要課題をJT Group Materiality(マテリアリティ)として特定しています。また、当社グループとしての具体的な目標および取り組みについて、全24項目からなるJT Group Sustainability Targets(サステナビリティターゲット)を策定しています。これらサステナビリティ戦略の策定・運用には取締役会が関与する体制をとっており、マテリアリティおよびサステナビリティターゲットについて、その運用の中で定期的な点検を実施しています。サステナビリティターゲットについては、継続的に進化させるべく毎年点検と更新を実施しています。今回の点検と更新においては、ターゲットへの取り組みが当社グループの事業の持続可能性にどのように貢献するかを、より明確に示すこと等に注力しました。
当社グループは、社会とその中に存在する当社グループの事業の持続的な成長に向けて強くコミットし、サステナビリティ戦略のもと、JT Group Purposeの具現化に向けて、「心の豊かさ」という価値を提供し続けていきます。
JT Group Materiality
JTグループでは重要課題の洗い出しと分析、社内外のステークホルダーへのヒアリングを通じて、課題の特定と優先順位付けしたうえで、当社グループのマテリアリティとして取り上げるべき5つの重要課題をJT Group Materialityとして特定しています。ここでは各マテリアリティについて、私たちの考えと想いを解説します。
自然との共生
当社グループは、「人の暮らしや社会、企業の活動、あらゆる人の営みは、生態系を紡いでいく一部である」という考えのもと、生物多様性の観点を含めた生態系影響評価の実施に加え、温室効果ガス(GHG)排出量の削減、水資源マネジメント、森林資源の保全、廃棄物による環境負荷の低減や製品および容器包装リサイクル等に取り組んでいます。
お客様の期待を超える価値創造
当社グループが信頼される企業体であり続けるためには、「心の豊かさ」を軸とした価値をお客様に提供していくことが不可欠と考えており、今後も各事業の取り組みを通じてその実現を目指してまいります。たばこ事業では、当社RRP※が「喫煙と健康」の観点からそのリスク低減の可能性に対し社会的な期待が寄せられていることに応えるべく、RRP展開市場の拡大やリスク低減に係る科学的知見の発信に取り組んでいます。加工食品事業については、多様な価値観に寄り添い、誰もが食べたいものを自由においしく楽しめる社会に貢献すべく、高付加価値製品の開発・提供に向けた取り組み(フードインクルージョンへの貢献)を進めています。
※RRP(Reduced-Risk Products):喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品。当社製品ポートフォリオにおける加熱式たばこ/E-vapor/無煙たばこ製品等が含まれる。
人財への投資と成長機会の提供
JT Group Purpose実現に向けた活動すべての起点となるのは当社グループ従業員一人ひとりであり、今後その重要性はさらに高まっていくと考えております。そうした中、当社グループは人的資本のさらなる拡充に向けて、「DE&Iの推進」・「人財の戦術的な確保」・「働きやすい環境の整備」・「心身の安全・健康の推進」・「自律的な成長の支援」・「社内外との共創の促進」という6つの注力テーマを設定しております。当社グループは、これら各項目に紐づく指標を設定し取り組んでいます。
責任あるサプライチェーンマネジメント
当社グループが持続的に成長し続けるためには、当社グループの事業を支えるサプライチェーンが事業環境の急激な変化に耐え得る持続的なものであることが欠かせません。その実現に向け、当社グループはサプライヤースクリーニングおよびデュー・ディリジェンスの推進といった取り組みにとどまらず、サプライヤーやサプライヤーの属するコミュニティが直面する社会課題に協働して取り組んでいます。
良質なガバナンス
良質なガバナンスは、さまざまなステークホルダーの満足度を高め、信頼される企業体であり続けるための礎となるものであり、私たちのあらゆる活動の前提となるものと考えております。