各地の森からの近況報告をお届けします!

2017年10月

「JTの森 ゆのまえ」から林業従事者の担い手へ

2017/10/18
湯前町役場 やまんじろう

日本は、国土の2/3が森林に覆われた世界でも有数の森林国です。

国土面積に占める森林面積を森林率と言いますが、日本の森林率は68.5%であり、フィンランド、スウェーデンに次いで世界第3位の森林率です。

日本の森林の人工林の多くは、昭和20〜40年代に植えられ、その木が現在伐期を迎えており、住宅や非住宅の建物の建材や建設現場の資材、発電用の燃料等として広く利用されております。

伐期にある木を伐倒し、森林から搬出。そして、再び植えて育てている方々が、森林組合や林業事業体で働かれている「林業従事者」の方々です。

他の産業でもそうですが、林業の現場においても「担い手」が不足しており、担い手の確保・育成のため、行政・森林組合・林業事業体によってさまざまな取り組みがなされています。

10月3日(火)には、国の林業従事者の育成事業の一つであります「『緑の雇用』現場技能育成推進事業」が「JTの森 ゆのまえ」の搬出間伐施工地で開催されました。

今回行われた研修は、林業に必要な現場での知識や技能習得を目的とした「林業作業士(フォレストワーカー)」の1〜3年目の方を対象とした研修であり、現場の最前線で活躍されている上球磨森林組合の職員の方が講師となり、立木の伐倒や造材の際の注意点を指導されました。

作業前の注意点などを指導する様子。

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立木の伐倒実習の様子。

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伐倒した立木をそれぞれ市場の市況に応じて3m・4m・6mなどの長さに切り揃える様子。

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「JTの森 ゆのまえ」で実地研修を行われた研修参加者の方々は、それぞれ林業事業体に戻られ、今後もさまざまな研修を受講されて、10年以上経験された後、統括現場管理責任者(フォレストマネージャー)として、日本の森林を守り、育てていかれることと思います。

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小学校の運動会で輝いた「JTの森 ゆのまえ」の杉

2017/10/05
湯前町役場 やまんじろう

10月1日(日)、湯前町立湯前小学校の秋季大運動会が秋晴れのもと開催されました。

小学校に入学して初めての運動会を迎えた1年生と、最後の運動会となった6年生をはじめ、全校児童が全力で出場種目を頑張る姿が、保護者や小学校の先生方、来場者の感動を呼びました。

運動会は、小学校の行事の中でも最も多くの方が訪れ、地域の注目が集まるイベントでもあります。 そんな地域の一大イベントを盛り上げるため、「JTの森 ゆのまえ」の間伐材も一肌、いや一枝脱ぎました!

運動場内にひときわ目立つ入退場門が保護者と6年生の手で作り上げられ、小学校の運動会に花を添えました。

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この入退場門は、運動会の会場に2基設置され、現在間伐中の「JTの森 ゆのまえ」の間伐材の枝葉を使って作られました。

運動会の前々日にPTAの方々が「JTの森 ゆのまえ」の間伐施工地にトラックで枝葉を取りに行かれ、作業中の上球磨森林組合の作業員の方も作業の手を休めて、杉の枝葉の集積、トラックへの積み込みにご協力いただきました。

そして、前日の30日(土)午前10時から保護者と6年生による手作りの入退場門づくりが始まりました。

作業はふた手に分かれ、男性は入退場門の骨格となる丸太に「藁(わら)」を巻き付ける作業から始まります。
女性は、杉の枝を適当な長さに剪定バサミで切り分けます。

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藁を丸太全体に巻き付け、杉の枝を切り分けたら、入退場門への杉枝の差し込み作業です。
この作業からは、最後の運動会の記念に6年生も作業を行います。

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緑に輝く杉が門全体を覆うように差し込まれていくと、迫力のある入退場門ができあがってきました。

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保護者や6年生、地域の関係者によって作られた、「JTの森 ゆのまえ」の枝葉をまとった立派な入退場門は、こうして小学校の運動会を迎えたのです。

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