地球温暖化の防止

JTグループでは、原材料調達から製造・流通・使用・廃棄まで、地球温暖化の防止に向けて、さまざまな施策に取り組んでいます。

温室効果ガス排出量の推移

JTグループでは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量削減目標を設定し、取り組みを推進しています。
製造工場においては、ボイラーやコンプレッサー、空調設備などの更新にあたり、エネルギー効率が高く温室効果ガス排出量の少ない設備の導入を進め、継続して削減に取り組んでいます。
オフィスや研究所でも同様に設備を見直すほか、室内の温度設定を控えめにし、クールビズやウォームビズを推進しています。
2015年度、国内では温室効果ガス排出量を前年度比8%削減、2009年度比では22.4%削減しました。

低燃費車の導入

JTグループでは、営業車や配送用トラックなどの業務用車両において、低公害車、低燃費車の導入を積極的に進め、営業や流通などの事業活動に伴う温室効果ガス排出量の削減に努めています。
また、エコドライブの啓発と定着を図るため、事業所での研修やコンテストの開催、車両へのステッカー貼付などに取り組んでいます。
2015年12月末現在、国内では4,131台中3,835台が低燃費車となり、導入率は93%となりました。

輸送の効率化

JTグループの物流部門では、モーダルシフトの推進及び積載率の向上に努め、温室効果ガス排出量の削減を図っています。JTは環境にやさしい鉄道貨物輸送への積極的な取り組みが評価され、国土交通省より「エコレールマーク取組企業」として認定されています。2015年度のモーダルシフト化率(※)は58.4%、たばこ製造工場から流通基地までの製品輸送時の10トントラック積載率は96.7%(パレット換算)でした。

たばこ原材料等の500km以上の長距離輸送における鉄道・海上輸送による輸送量の割合


テーブルマーク(株)中央工場 エコキュート設備導入に感謝状

感謝状贈呈の様子

2015年7月、テーブルマーク中央工場が2014年に導入した「空気・水両熱源エコキュート設備」導入に対して、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターより感謝状が贈呈されました。本設備では、水熱源と空気熱源を自動切換できるヒートポンプで温水製造を行うことで、ボイラー燃料の使用を抑制することができます。
中央工場では、2015年上半期の実績において、ボイラー燃料使用量(A重油)8%削減に成功しています。

食品製造工程における温室効果ガス排出量削減の取り組み

テーブルマーク
新潟魚沼工場

テーブルマークグループでは、省エネルギーおよび温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。
冷凍うどんやパックご飯などを製造するテーブルマーク新潟魚沼工場では、重油に比べCO2排出量を約30%低減できるLNG(液化天然ガス)を燃料とするボイラーを導入し、燃焼時における温室効果ガス排出量を1年間で約4,000t削減しました。
また、中華冷凍食品等の製造を行う一品香食品の工場において、冷凍食品製造ライン用のボイラーの燃料を重油から都市ガスに転換し、温室効果ガス排出量を年間約600t削減しました。

再生可能エネルギーの活用

TS東京支店の太陽光パネル

JTグループでは、温室効果ガスの排出量を低減するため、再生可能エネルギーを活用しています。
JTの東海工場やたばこ製品配送を行うTSネットワーク(株)の東京支店では、太陽光パネルを屋上に設置し、発電した電力は照明の点灯などに活用しています。
TSネットワーク(株)東京支店設置の太陽光パネルでは年間80,000 kWhの発電が可能であり、電力会社から電力を購入した場合と比較すると、CO2排出量を年間約39t削減しています。

屋上緑化による、ヒートアイランド現象の緩和と省エネルギーへの取り組み

JT医薬総合研究所の
屋上緑化

建物の屋上に植物を植えて緑化することは都市部のヒートアイランド現象を緩和するだけでなく、建物の断熱性向上により夏期には室温の上昇を抑え、冬期には屋内から屋外への放熱を防ぐことから、冷暖房によるエネルギー負荷の軽減効果があります。
JTグループでは、JT医薬総合研究所(大阪府高槻市)で約870㎡、たばこ製品配送を行うTSネットワーク(株)名古屋支店で約760㎡の屋上緑化を図り、よりよい環境の創造と省エネルギーに貢献しています。

バリューチェーン全体の温室効果ガス排出量の削減

JTグループでは、自社だけでなくバリューチェーンから排出される温室効果ガスへの取り組みも開始しています。
国内たばこ事業では、たばこの中間包装の素材を紙からフィルムに変更しました。サプライヤーから調達するフィルムの製造に起因するエネルギー使用量がより少ないことなどから、年間約1,200トンの温室効果ガス排出量の削減が見込まれます。